涼亭がお休み処に、「清澄茶屋」で庭園を鑑賞【清澄庭園】

清澄庭園には2つの施設「大正記念館」と「涼亭」があります。今回は「涼亭」についてご紹介します。

清澄庭園入口

清澄|涼亭の縁側で緑豊かな景観と涼風を感じる【清澄庭園】

涼亭は大泉水(池)にせり出して建てられた数寄屋造りの建物。明治42年(1909)に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を歓待するためにオーナーの岩崎家が建てたもので、建築家の保岡勝也氏が設計。創建時、内部は寄木造りの床に絨毯が敷かれていた様です。昭和60(1985)年に全面改築され、内部は畳敷きとなり縁側と併せ庭園の景観を眺める形式となっています。その後、関東大震災、東京大空襲の被害は甚大でしたが、庭内の建造物のうち焼けず残った涼亭は、清澄庭園の歴史と魅力を現代に伝える重要な遺構です。平成17年(2005)「東京都選定歴史的建造物」に指定されています。

涼亭

涼亭は通常集会施設として利用されていますが、不定期でお休み処「清澄茶屋」として営業、その場合、誰でも利用することができます。庭園の関係者からの情報ですが、「清澄茶屋」は年に3日程度の営業だそうです。

涼亭前
涼亭入口

涼亭室内の間取りは中央に27畳の空間とその周りの縁側で構成されています。縁側は3方向が大泉水に囲まれているので、涼亭が池に浮いている様に感じます。ここからの眺めは、また違った庭園の風景を観せてくれます。そして時折心地よい涼風を感じる事ができ、つい時が経つのを忘れてしまいます。

涼亭内観
涼亭の縁側からの眺め(大正記念館)
涼亭からの眺め(松島)
抹茶セット 上生菓子 850円(税込み)
メニュー

涼亭のお休み処「清澄茶屋」の営業日は不定期開催となります。営業日情報は公式サイトに掲載されますので、ご利用されたい方は定期的にチェックしましょう。また、集会施設としての利用は事前の予約が必要となります。
公式サイト:「お知らせ」内のイベント情報、予約情報

清澄庭園
■開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
 ※イベント開催期間及びGWなどで時間延長が行われる場合もあります。

■休 園 日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)

■入 園 料
・一般 150円/65歳以上 70円/小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
・20名以上の団体:一般 120円/65歳以上 50円
・年間パスポート:一般 600円/65歳以上 280円
 ※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と
  付添の方は無料
 ※無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
 
■駐 車 場:無

〔お問合せ〕
  ・清澄庭園サービスセンター TEL 03-3641-5892
   〒135-0024 東京都江東区清澄3-3-9

■アクセス
地下鉄
・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)下車 徒歩3分

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